- 『Maker(メイカー)』手数料とは:板に無い指値で注文する際にかかる手数料
- 『Taker(テイカー)』手数料とは:板にある指値or成行注文の際にかかる手数料
仮想通貨取引所の手数料で『Maker(メイカー)』 と『Taker(テイカー)』という言葉を聞いたことはないでしょうか?

聞いたことはあるけど、正直意味があんまりわかっていないという方、結構多いんじゃないでしょうか。
今日は、この記事を読んで『Maker(メイカー)』 と『Taker(テイカー)』の手数料の違いについて知っておきましょう!
目次
『Maker(メイカー)』・『Taker(テイカー)』の違いとは??

『Maker(メイカー)』と『Taker(テイカー)』の違いの前に、板取引について少し触れておきます。
「板取引」を採用して仮想通貨の売買を行っている取引所では、上の図のような注文の板が並んでいます。
簡単に言えば、「この値段で売りたい(買いたい)」という注文が並んでいるのが『板取引』です。
例えば上の図の板で言うなら、すぐに仮想通貨が欲しければ、売りに出ている中で一番安い『400010』の価格で、指値注文を出せばOKとなります。(※この場合は、板に出ている中で、一番安い価格で買える「成行注文」をするのと同じ注文です)
- 指値注文:買うもしくは売る値段を”指定”する注文方法
- 成行注文:値段を”指定しない”注文方法
『Maker』手数料について

『Maker(メイカー)』とは、板に無い価格を新しく指値で作る注文方法のことを指します。
『価格を作る人』=『Maker』とイメージしてもらえれば覚えやすいと思います。
『Maker(メイカー)』で注文した際にかかる手数料が『Maker手数料』です。
『Taker』手数料について

『Taker(テイカー)』とは、既にある価格を指値/成行で注文方法のことを指します。
『すでにある価格を拾う人』=『Taker』とイメージしてもらえれば覚えやすいと思います。
『Taker(テイカー)』で注文した際にかかる手数料が『Taker手数料』です。
基本的にMaker手数料より、Taker手数料の方が高い


基本的には『Maker手数料』の方が安く、『Taker』手数料の方が高いことのほうが多です。
上の画像は、bitbank(ビットバンク)の手数料一覧になります。
取引所によっては、マイナス手数料といって『Maker(メイカー)』で取引すると、お金がもらえるというキャンペーンをやっているところもあります。
例えば、100万円分の注文を行った際、いくらお得になるのか? 計算式は以下の通りです。
- 1,000,000×0.0005=500円
一見少ないように感じるかもしれませんが、何度も取引することで、将来的に大きな差に繋がります。
細かいところかもしれませんが、ここは軽視するべきところではないと思っています。
取引手数料を抑えたいという方は、『Maker(メイカー)』・『Taker(テイカー)』手数料をしっかり確認しておきましょう。
※注意:2020年7月1日(月)より、以下のとおりに売買手数料が改定されます。
改定後
テイカー手数料:0.1111%(税込:0.12%)
メイカー手数料:-0.0185%(税込:-0.02%)
なぜ、Maker手数料の方が安いのか?
取引所としては、いろいろな価格の板を作ってくれた方が、それだけでも取引も活性化するというメリットがあります。
そのため、Takerz(テイカー)手数料よりMaker(メイカー)手数料の方が安い、もしくは同額手数料という取引所がほとんどです。
取引する側としては、一桁でも違う板を並べるだけでマイナス手数料になったり手数料0円になったりするので、ひと手間かけてでも『価格を作る人』=『Maker』になるということも視野に入れて取引するといいでしょう。
取引手数料が安くて、おすすめの取引所【2選】
最後に、取引手数料が安くておすすめの取引所を2社ご紹介します。
1社目は、bitbank(ビットバンク)です。
bitbank(ビットバンク)

- Maker(メイカー)手数料:マイナス(-0.05%)
- Taker(テイカー)手数料:0.15%
ビットバンクの登録(口座開設)方法。BCH、XRPが安く買える取引所。
2社目は、BITPoint(ビットポイント)です。
BITPoint(ビットポイント)

- Maker(メイカー)手数料:0%
- Taker(テイカー)手数料:0%
ビットポイントの評判・MT4・手数料を解説!口座開設方法とは
以上、Maker(メイカー)とTaker(テイカー)手数料の違いの解説でした。