- リップル社との提携理由「決済ソリューションの性能向上のため」
- インド連邦銀行(Federal Bank)は、70年の歴史を持ち、全国に1250以上の支店と1660以上のATMを展開
インドの巨大な商業銀行Federal Bankは、クロスボーダー送金のために、米Rippleとのパートナーシップを締結。
ブロックチェーン対応のプラットフォームを利用して、インドへの国境を越えた取引をより安く、迅速で確実なものにします。
インド連邦銀行とリップルが提携

インド連邦銀行はリップルと提携を結んだと自身のプレスリリースにて発表しています。
このパートナーシップにより、Ripple社が積極的にパートナーシップを追求している地域で、Federal Bankは新しい支払い経路を模索します。
Ripple社にとってFederal Bankは、Yes Bank、Axis Bank、IndusIND、Kotak Mahindraに次いでインドで5番目のパートナー銀行となります。
今回提携を発表したFederal Bank、南インドのケーララ州に本社を置く民間セクターの大手インド商業銀行で、1253の支店と、1万人以上の従業員を有しています。
1931年設立ながらも、インドで支店をコンピュータ化した最初の銀行の1つです。
同行は、インターネットバンキング、モバイルバンキング、オンライン請求書支払い等、様々なサービスを提供しています。
Federal Bankは、国内送金シェア率15%を担いながら10四半期25%の成長を誇っており、今インドで最も注目を集めている銀行の1つです。
リップル社と提携した理由については「決済ソリューションの性能向上のため」と明記されており、リップルと提携を結べたことでより安全で確実に国外との取引を可能にすることで、新規顧客獲得にも期待していることが示唆されます。
リップル社と提携を結べたことで国外のシェアを広めるきっかけを得たことは、Federal Bankにとっては、プラスであることは間違いない。
Ripple社のインドの送金市場

2018年のインドへのクロスボーダー送金額は800億ドル(=約880億円)と世界で最大の市場です。
Ripple社の顧客の中では、昨年12月に英国のFX事業者Currencies Direct、また9月にTransferGoが、それぞれRippleNetを使ったインドの銀行へのリアルタイム送金を利用。
国内送金シェア率15%を誇るFederal Bankとの提携は、リップル社にとっても実績づくりの為の良い提携だと思います。