今回はインターネットなしでビットコインキャッシュ(BCH)を送受信できるサービスであるCointext(コインテキスト)の使い方を紹介します。
現在は、米国/カナダ/南アフリカ/スイス/スウェーデン/オランダ/英国で利用可能ですが、日本ではまだのようです。
目次
Cointext(コインテキスト)とは?

Cointext(コインテキスト)とは、携帯電話を持っている人なら誰でもテキストメッセージ(SMS)を利用し、インターネットなしでビットコイン(BCH)を受信することができるサービスのことです。
世界中の銀行口座を持たない人々に簡単かつ便利な決済サービスを提供しています。
3月27日にベータ版が公開されたばかりで、世界中に普及していくのはまだまだこれからだと思います。
Cointext(コインテキスト)の特徴
スマートフォン/アプリ/アカウント/パスワードなどを必要とせず、携帯電話と電話番号だけで利用することができます。
ユーザーは、テキストメッセージを受信することでコインテキストのウォレット作成完了となり、面倒なアカウント登録などの手続きは一切必要ありません。
またユーザー自身も、秘密鍵を保持したり取引の記録を保持することもありません。
CoinTextは、電話番号とウォレットを紐づけて管理しています。そのため、電話番号を変更すると、保有しているビットコインキャッシュを引き出せなくなります。番号を変える場合は、その前に、別の場所に送金しておく必要があります。
CoinText(コインテキスト)の使い方
コインテキストの基本的なコマンドは、残高確認/入金/送金/出金の4つになります。
残高確認の方法

入金方法

BCH送金方法

BCH出金方法

「Help」と入力すると、ウォレットのコマンドを確認できます。
CoinText(コインテキスト)が使える地域
現在CoinText(コインテキスト)が利用できる地域は、下の世界地図の通りです。※まだ日本ではサービスが開始されておりません。

ロードマップ(2018年)
第1四半期
- 米国、カナダ、英国、オーストラリアでベータ版公開
第2四半期
- 複数の領域に拡大、南アフリカ共和国、北ヨーロッパ、マレーシア、インド(英語圏)
- 通貨ペアを追加(日本円、人民元、ユーロ)
- ゲームと賭けごとアプリをテスト
第3四半期
- 日本語、中国語、スペイン語、ポルトガル語の言語に対応
- ATMの開発とテスト
第4四半期
- スペイン語圏の国でローカル番号を起動
- SMSビットコインATMを作成、展開
ビットコインキャッシュが採用された理由
ビットコインではなく、なぜビットコインキャッシュなのか?
理由その①:送金手数料の問題
そもそもCointext(コインテキスト)のめざす社会として、銀行を持たないユーザー(特に新興国)でも手軽に利用できるような社会をめざしています。
一時、ビットコインの1回あたりの送金手数料が50ドル(約5500円)まで値上がり。
送金手数料が高騰していては、新興国での需要に見合わない送金手数料となります。
その点、ビットコインキャッシュは2017年12月に大規模なブームが起こった時でも、手数料は1ドル以下を維持しています。

理由その②:送金の速さ
Cointext(コインテキスト)のサービスとして、即時送金が必要不可欠です。
ビットコインキャッシュならゼロ認証(0 confirmation)の為、即時送金が可能となります。
ビットコインみたいに少なくとも10分(安全を考えれば1時間以上)待たないといけないということがありません。
ゼロ認証とは
認証なしで「支払い(送金)完了とみなす」こと。
通常BTCなど送金する際は①認証→②送金完了という流れ。①の認証には最低でも10分はかかる所をゼロ認証では①を省いて即、送金完了という流れ。
理由その③:将来性(コミュニティ力)
ビットコインキャッシュには活発なコミュニティ力があります。
最近では5月15日にビットコインキャッシュはハードフォーク(アップグレード)し、1つのブロックサイズを32MBまで拡大しました。
ビットコインが1MBなので、単純に32倍ということになります。
ビットコインキャッシュの開発は急速に進んでおり、最近いろんな企業(サービス)にも導入されるようになり、認知度と信頼性を増してきています。
The Segwit "scaling solution" was too little, and too late to save BTC.
The world is moving on to BCH. pic.twitter.com/5WPK9VBXMT— Roger Ver (@rogerkver) May 31, 2018


Cointext(コインテキスト)の使い方・まとめ
現在は日本でのサービスは展開されておりませんが、今後予定されており、日本でのビットコインキャッシュ人気が高いゆえに普及具合も楽しみです(*-ω-)*´ω`)*-ω-)*´ω`)ウンウン♪
Cointextの共同設立者であるVin Armani氏は次のように語っています。
「CointextはBitcoin Cashを普及させる最も簡単で強力な方法です。どのタイプの携帯電話でも動作するため、暗号を使用するための暗号を知らなくてもいいからです」
今後は世界54か国に展開、数十億人の潜在的ターゲットを狙いにいくとのこと!
コインテキスト自体のサービスもそうですが、今後のビットコインキャッシュにも期待です(๑•◡