Googleが仮想通貨の広告禁止を撤廃するということが26日、CNBCの発表でわかりました。
日本と米国において、認可仮想通貨取引所に関してのみ広告配信を認める方針です。
Googleは今年3月に仮想通貨広告の禁止を発表し、6月1日から禁止を実施していました。禁止した当時は、仮想通貨業界はもとより、金融業界からも「合法的な企業も排除してしまう不公平なやり方」だと批判が相次いでいましたが、4ヶ月程での広告再開となります。
目次
仮想通貨広告の再開時期は?
仮想通貨広告の再開時期は2018年10月、Google広告のポリシーが更新されたタイミングとなります。
CNBCによると、仮想通貨広告の禁止を一部取りやめるとのことです。
つまり、全面禁止から一部禁止に変わるとも言えます。
仮想通貨広告で禁止されているもの

9月現在、Googleが仮想通貨及び関連コンテンツ広告等で禁止している3つのカテゴリがありますが、10月のポリシー変更で下記内容がどのように変わるのかがポイントになってきます。
その1:暗号通貨とその関連コンテンツについての広告
- ICO(イニシャル コイン オファリング)広告
- 仮想通貨(暗号通貨)売買を宣伝する広告
- 仮想通貨(暗号通貨)ウォレット広告
- 仮想通貨(暗号通貨)の取引に関するアドバイスについての広告
その2:暗号通貨の発行者やその関連商品を集約したり比較したりする広告のリンク先
- 仮想通貨(暗号通貨)の売買シグナルや投資アドバイス
- 関連コンテンツや仲買人レビューを含む情報集約サイトやアフィリエイトサイト
その3:複雑な投機的金融商品の提供者を集約またはレビューしたり、これらの商品の売買シグナルを提供したりする広告のリンク先
- 売買のシグナルやヒント
- 投機的取引情報
- 関連コンテンツや仲買人レビューを含む情報集約サイトやアフィリエイトサイト
現在わかっていることは、仮想通貨取引所や仮想通貨関連サービスの広告が解禁になるということです。
大手企業の動き
Googleの他にも、Facebook、Twitter、Microsoftなど大手企業がこぞって仮想通貨広告の禁止を実施しています。
- Facebook→2018年1月 全面禁止 →6月一部再開
- Twitter→2018年3月27日 段階的に禁止
- Google→2018年 6月全面禁止 →10月一部再開
- Microsoft→2018年 7月全面禁止
上記4社ともに、仮想通貨広告を再開するような時期が来れば、一般層にも普及し始めるのではないでしょうか。
Googleが仮想通貨の広告禁止を撤廃!10月を予定・まとめ
わたしが考えるにICO(イニシャル コイン オファリング)広告は、まず間違いなく禁止のままだと思っています。
なぜならGoogleは「信頼と安全」を得る為、報告書を毎年公表し、詐欺や悪徳商法につながる広告を排除することをはじめ、広告掲載基準の透明性を保つことにも大きなリソースを割いているからです。
2017年には「悪質広告」とされる32億件の広告を削除したことを報告しています。
未だICO案件の99.9%が詐欺だという認識も強く、被害額も多大です。
あとは「〇〇アドバイス」といったものも禁止のままかと・・・勧誘文句が強調されやすく、誤解を招きやすいものは極力排除してくると思います。
Googleが3月に仮想通貨広告の禁止を発表してから、ビットコインの価格は1ヶ月で約120万から約70万まで、結果的にですが下落しています。
今回の仮想通貨広告禁止の撤廃の発表により、ビットコインへの価格にどうのように影響するのかはわかりませんが、年末に向けての上昇へのきっかけにはなるんじゃないかなぁとは思っています!