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イーサリアム(ETH)の価格が3万円を割り、2万円台突入へ。
8月14日イーサリアムが今年の3月以来、大幅に価格を下げました。
ETH3万切ってたんですね pic.twitter.com/g00RvkgfhH
— アサノ (@asacoin10) 2018年8月14日
ここまで下がると少し不安になりますね・・。
ということで、今回はイーサリアム(ETH)が暴落した原因と今後の価格上昇の要因について解説していきます。
目次
イーサリアム(ETH)暴落の原因は、ICO実施者の売り圧
そもそもイーサリアムが2018年前半に高騰(1ETH=約15万円到達)した要因として、ICOブームがひとつの引き金になっています。
イーサリアムのプラットフォーム上で新規トークンの発行ができることや、コントラクトの作成ができることにより、多くのICO実施者からイーサリアムは人気を集めていました。
多くのICO実施者が資金調達にイーサリアムを利用したことで、イーサリアムへの需要が高まり、ETHは一時15万円を突破しました。
そして、ICO実施者は多額のETHを保有することに成功します。
ただここで1つ問題なのは、開発についての費用などは、まだまだ法定通貨が必要だということです。
つまり、資金調達で得たイーサリアムは基本的に遅かれ早かれ、売りに出されるということです。
なぜ、このタイミングなのか?
2018年1月中旬を堺に、仮想通貨市場は半年以上、弱気相場が続いている状況です。
加えてコインチェック騒動(1月26日)以来、金融庁による仮想通貨への取り締まりが加速し、ICOが規制され、日本や海外でもICO市場はしばらく「盛り上がりようがない」状況が続いています。
この状況を見かねた多くのICO実施企業がこぞってイーサリアムを現金化、もしくはビットコインや他のアルトコインへの交換を行ったことで、下落を招いたと考えられます。
事実、過去にEOS運営がICOで資金調達したイーサリアムを大量売却した事実も報告されています。
EOSがICOで調達した1800億円分のETHをBitfinexで売却
ETH超速報:ICOを1年にかけて行い、4,400億円を調達した #EOS はこの2ヶ月で250万ETHを送金し売却したと見られる残りはわずか10万ETHとのこ。2週間ほどかけて30万ETHを #Bitfinex へ送金し売却したのが下落理由な模様https://t.co/jk9XnRYLyD#イーサリアム #Ethereum #仮想通貨 $EOS #イオス pic.twitter.com/g7o97k6QxS
— 墨汁うまい(Not giving away ETH) (@bokujyuumai) 2018年6月27日
EOSがICOで調達した73ETH(4,400億円)のほとんどすべてをBitfinex取引所で売却したとのこと。
確実に売却を確認できたのはBitfinexのウォレットへ入金した30万ETH(1,800億円)で、残りの43ETH(2,580億円)は、他の取引所に分散して売却したとの見方も。
またEOSは売却する際に、2回の中間アドレスを鋏みカモフラージュしたと見られています。
イーサリアム(ETH)の価格上昇要因を考える
イーサリアムの大きな強みは圧倒的に開発者と実証実験が多いということです。
そのひとつに、イーサリアムのブロックチェーンを利用してさまざまなゲームアプリ(dApps)が開発されています。
ゲームを遊ぶにはイーサリアムを必要するものが多く、ゲームアプリ(dApps)が普及し、ブームになればイーサリアム需要が高まることで、価格高騰へと繋がります。
ゲームアプリ(dApps)については、「dApps market」というサイトをご参照ください。(※今後おそらく日本一のdAppsゲーム情報サイトになると思います)
他には、「EEA(Enterprise Ethereum Alliance)」とうものがあります。
EEA(Enterprise Ethereum Alliance)とは
イーサリアムでビジネス向けのアプリケーション作成を推進するプロジェクトのことです。
JPモルガンやマイクロソフト、トヨタ自動車など大企業も参加しており、500社を超える企業が参加しています。
大企業が絡むプロジェクトは、なにかをきっかけに急速に普及する可能性があるので、EEAにも期待できると思います。
イーサリアム(ETH)暴落の原因は、ICO実施者の売り圧か!?・まとめ
イーサリアムの下落原因はICO実施者による売り圧力であり、「イーサリアム自体が使い物にならなくなった」という理由での下落ではありません。
今後ICOの規制が整いICOが健全なものとなれば、再びブームが到来する可能性が十分に考えられますし、上記で挙げた、ゲームアプリ(dApps)やEEAも控えているので、このままで終わるイーサリアムではないと考えています。
