米国仮想通貨取引所大手のコインベース(Coinbase)が、カストディサービスに約40種類の仮想通貨を追加することを検討していると発表がありました。
今回は、カストディサービスについて解説していきます!
カストディサービスとは

一言で言えば、『顧客の資金を厳重に保管するサービス』です。
つまり今回発表のあった約40種類の仮想通貨を、コインベースで厳重に保管しますよ!ってことです。
カストディサービスは機関投資家を対象としています。
いま仮想通貨市場の参入を渋っている機関投資家の最大の懸念はセキュリティ問題にあり、カストディサービスは、機関投資家の最大の懸念材料であるセキュリティの問題に対処し、投資家から資金(仮想通貨)を安心して預けてもらうことを目的としています。
多額の資金を持っている機関投資家を仮想通貨市場へ引き込むことができれば、市場の拡大へ繋がるので、機関投資家を仮想通貨市場への参入を促す上で、必要なサービスだと考えられます。
カストディサービスに追加検討されている仮想通貨一覧
今回カストディサービスに追加検討されている仮想通貨は約40種類あります。
日本で有名な人気の高いリップル(XRP)やネム(XEM)、ガルダノ(ADA)なども候補に入っています。
カストディサービスはあくまで「顧客の資金を厳重に保管するサービス」であり、コインベースで取引される通貨リストというわけではないので、勘違いしないようにしましょう!
コインベースは日本に進出します

仮想通貨取引をしている方なら「コインベース取引所」という名前くらいは聞いたことあることあるかもしれませんが、日本国内からはまだ売買の利用ができな為、あまり深く知らないという方多いんじゃないでしょうか?
ただ今後、コインベースが日本に進出するとのことなので少しコインベースについて知っておきましょう!
コインベース(Coinbase)は、三菱UFJフィナンシャルグループが出資を行っている世界最大の仮想通貨取引所です。
創業は2012年で仮想通貨取引所最古の取引所としても有名。
ユーザー数は2,000万人を超えています。日本の大手取引所ビットフライヤーのユーザー数は200万人なので、その10倍の規模を誇ります。
主な取扱通貨
- ビットコイン(Bitcoin/BTC)
- ビットコインキャッシュ(BitcoinCash/BCH)
- イーサリアム(Ethereum/ETH)
- ライトコイン(LiteCoin/LTC)
- ジーキャッシュ(ZEC)
- 0x(ZRX)
- BAT
現在日本からの取引はできませんが、ユーザー登録は可能なので興味のある方登録してみてはいかがでしょうか?
コインベースの進出はいつなのか?
ハッキリしない理由は、日本で仮想通貨取引所を営業するには金融庁からの許可が必要で、許可がいつ降りるかわからないからです。
コインチェックを買収したマネックスグループは8月をめどに営業を再開すると言っていますが、これもあくまでマネックスグループ側の見解であって、いくら営業できる準備が整っていたとしても金融庁のG0サインが出なければ営業できません・・。
事実マネックスグループは6月に営業を再開すると言っていましたが延期しています。
コインベースも条件は同じなので、いつ進出するかは金融庁次第ということになります。
コインベース、マネックスグループと同じように金融庁からの許可待ちが100社以上あると報じられているので、大変なのはわかるけどお仕事してください〜!
日本で仮想通貨取引所が増えないのはこういう背景があるからなんだよね・・。