- アップルペイとグーグルペイ対応の仮想通貨と連動したスマホ決済
- 富裕層向けブラックカードは驚異の6%還元率(スペンド独自のトークン「SPND」で還元)
仮想通貨ウォレットアプリや仮想通貨に裏打ちされた決済に対応したビザカード等を展開する北米のスタートアップ「Spend.com(スペンド)」(本社:カナダ)の公式アプリが、アップルペイとグーグルペイに対応することがわかりました。
アプリのバージョン2.5版より米国で、iPhoneやサムソン等のアンドロイドユーザーは仮想通貨と連動したスマホ決済ができるようになります。
さらに、年末から来年にかけては日本を含むアジア市場で同様の仮想通貨ビザカードを計画しているようです!!
仮想通貨VISAカード、Spendアプリのスマホ決済

今年6月にも、同社が発行する現物の「スペンド・ビザカード」と、オンライン決済に特化した「スペンド・バーチャルビザカード」がアップルウォレットやグーグルペイウォレットに紐づけられるようになる予定です。
同社幹部は、「16種類以上の仮想通貨をサポートしつつアップルペイと連動するVISAカードはこれまで存在しなかった」と語っています。
アップルペイは、世界中のPhoneユーザーの3割以上が使用しているといわれ、オンライン決済のみならず世界中の小売店や家族や友人間の送金等にも使われています。
アップルペイに仮想通貨を紐づけられるというのは決済市場のゲームチェンジャーになる可能性が十分に考えられます。
ゲームチェンジャーとは、もともとは野球などのスポーツにおいて、試合の流れを一気に変えてしまう選手のことをいいました。 しかしビジネスの分野では、これが転じて市場の状況やルールを急激に変えてしまう製品や企業のことを指します。
スペンドのビザカードによって行われる決済は、厳密には最終的に仮想通貨ではなく法定通貨建ての決済となるようです。
ウォレットに保管されている仮想通貨が決済時、瞬時に法定通貨に交換され決済が実施される仕組みです。
Spend(スペンド)とは

そもそもスペンドとは仮想通貨に積極的な国として知られるカナダ発の仮想通貨ウォレットアプリを開発している企業です。(iPhoneとアンドロイド版に対応)
16種類の仮想通貨のみならず27の法定通貨(米ドル、カナダドル、ユーロ、日本円等)にも対応しているのが特徴で、生活・決済シーンでの活用を意識したプロダクト設計になっています。
ウォレットは銀行口座と紐づけることができ、法定通貨間のスワップや、ドル等の法定通貨を使って仮想通貨を購入することも可能です。
また、アプリ内で本人確認手続きが完了したら即座にバーチャル・ビザカードが発行可能。これにより、オンラインでビザカードを受け付けている小売店等で同カードが使えるようになります。もちろん現物のカードが欲しい人は注文すれば発行されます。
残念ながら同カードは現在米国市場においてのみに対応、ただ、今年後半には欧州とアジアでの展開も計画されているとのことなので期待が高まります。
富裕層向けブラックカードは驚異の6%還元率

スペンドのクレジットカードが面白いのは、同カードを使った決済に対し最大6%のリワード(報酬)がスペンド独自のトークン「SPND」建てでもらえるというところです。
スペンドは以下の三種類のビザカードを提供しています。
- 「Spend Simple™ (スペンド・シンプル)」
- 「Spend Preferred™(スペンド・プリファード)」
- 「Spend Black™(スペンド・ブラック)」
そのうちブラックカードの還元率が6%となります。
スペンド・シンプルは0.2%、スペンド・プリファードは2%となっています。
このブラックカードを取得するには、25万SPNDを購入した上、6か月間売却せずにロックアップすることが必要です(日本円で約200万円弱)。
敷居が高いと感じる人は、25ドルで「シンプルカード」からスタートすることも可能。
この「SPND」はビットトレックスやアップビット等の仮想通貨取引所で取引されており、もちろんリワードとしてもらったSPNDは、ビットコイン等に交換した上で法定通貨に戻すこともできます。
ちなみに今回の「アップルペイ対応」アナウンスで同トークンは10%も上がってるよ〜。
早く日本にも上陸しないかな〜。ぜひとも使ってみたい!! 今後のアジア展開計画にも目が離せません!!